判定写真を活用する理由

競馬では馬のスピードが速いので、肉眼では判別しにくいゴール前での僅差の着順など、判定が微妙な場合は写真を活用して判定します。

本会が定めた特殊な写真機(フォトチャートカメラ)により撮影します。

判定写真の撮影には芝用3台、ダート用3台、計6台のスリットカメラが使われいて、意外にもカメラの台数が多いと感じられるかもしれませんが、万一の故障や操作ミスを考えてのことです。

判定結果が違ってくると、当然、配当も変わってくるし、何よりも本来は勝っていたレースなのに、判定ミスで負けてしまった…となるとファンからの大クレームが発生します。

その為、肉眼では判別できない着順は写真を活用して、ミスのないように慎重に判定するのです。

写真を引き伸ばしても、着差に差分が見られない場合は、同着として扱われます。