馬主の種類

競走馬を所有している人・法人・組合のことです。馬主の種類には、個人馬主、法人馬主、組合馬主があります。

・中央競馬における馬主

基本的に馬主として活動するためには、各競馬主催者による馬主登録が必要であり、一定規模の資産と年収などの条件が求められるので、誰でも簡単に馬主になれるわけではないのです。

中央競馬の馬主は、日本中央競馬会を通して馬主申請を行います。
馬主申請が出来ない人は、禁錮以上の刑に処せられた者と成年被後見人、被保佐人、破産者で復権を得てない者、海外居住者等などです。
(競馬法施行規程第15条及び日本中央競馬会競馬施行規程第8条)

・個人馬主

年間所得額が2年連続1800万円以上で資産額が9000万円以上。

・法人馬主

資本金1000万円以上で代表者が50%以上出資し過去2年黒字決算、法人代表者については年間所得額が2年連続1800万円以上で資産額が9000万円以上、代表者が個人馬主資格を持っていること。(この個人馬主資格は後に抹消される。)

・組合馬主

組合員各々の年間所得額が1000万円以上(軽種馬生産者は750万円以上)、組合名義の定期預金が1000万円以上、3名以上10名以下で民法第667条で規定された「組合契約」を組合員間で交わしていること。(組合員が個人馬主資格を有していた場合は後に抹消。)